銀次郎ブログ

都内の大学1年生です。拙い文章になりますが、本や映画の感想をメインに書いていきたいと思います。

【映画の感想】#11 スタンド・バイ・ミー

夏に入ったということで、今なお青春映画の金字塔と名高いこの映画を視聴することにした。映画の最期にあの名曲に流れたところが一番感動したシーンだった。夏のノスタルジーを感じさせるものの裏腹に、少年たちの目標はそういったものとは全くの対局に位置するような「死体」を見ることであり、映画を見るものに対して異様な空気感を提供してくれる。一見大人びている少年たちにも、それぞれ思いを抱えていて、そういった少年たちの心情の機微を上手く描き出している。「子供みたいだ」といったバーンに対して、テディは「子供だよ、子供時代は一生来ない」といったのが心に残った。最後のシーンで、ゴーディがクリスに対して「なれるさ、何にでも」といいうセリフに子供の頃は本当になんにでもなれる思っていたことを思い出した。この映画は子供時代時代を懐かしく思い出せてくれて、郷愁に浸らせてくれる映画であった。