銀次郎ブログ

都内の大学1年生です。拙い文章になりますが、本や映画の感想をメインに書いていきたいと思います。

【映画の感想】#8 アメイジング・スパイダーマン

アメリカ合衆国の2012年の公開の映画。この映画がスパイダーマンの一作目なのかと思ったら、まさかの以前に公開されていたサム・ライミ監督の「スパイダーマン」のリブートだった。アクション映画でありながら人間ドラマにも富んだ作品だった。今作の主人公であるピーター・パーカーはオタクではあるが、驚異的な力を持っているという、今どきのラノベでよく見るようなキャラになっていた。リザードになってしまい、研究の不完全さを教え、止めるのかと思いきやまさか、コナーズ博士が悪役側に回るとは思わなかった。グウェンの父から、東京のゴジラなんて発言が出たことに驚いた。オオトカゲの印象的にはゴジラが海外でも浸透していることに、日本のサブカルチャーの強さを改めて思い知らされた。今作では、特製の機械を自作し、そこから糸を出しているが、この映画を見るまではずっと、手から直接出ているもんだと思っていたので調べてみると、サム・ライミ版では手から直接出ているとのことだった。おじさんの「困難が人の運命を決める」という言葉がぐっと来た。博士に「お前は一人だ」と言われたときに、グウェンの父が「一人じゃない」と助けに来てくれるのはかっこよかったが、死の間際に、「もうグウェンに近づくな」といったのが印象的だった。ピーターと一緒にいると事件に巻き込まれてしまうからなのだろうか。トカゲから治り、ピーターに敗北したのに、ピーターを助けたのは不思議だったし、「ピーターに手を出すな」と最後のシーンで謎の男に言ったのも不思議だった。また、ピーターの親の事件の真相や、「あの方」という人物に対しても謎が深まるばかりだった。続きが気になる終わり方だった。あと、サム・ライミ版の方も見てみたいと思った。