銀次郎ブログ

都内の大学1年生です。拙い文章になりますが、本や映画の感想をメインに書いていきたいと思います。

【映画の感想】#7 最強の二人

初めてのフランス映画だった。共通点もなく、本来なら決して混じわることはないであろう二人が心を交し合い徐々に友情が深まっていく様子を描いた作品。二人の仲は良くなっていく一方どこか隠し事があるような雰囲気を上手く表現されていた。なかなか、コメディ要素も織り込まれており、感動もできるし笑うこともできる作品でもあった。最初のシーンと最後のシーンもうまい具合に繋がっていた。フィリップがドリスを選んだのは、障碍者であるフィリップに対して、障碍者だからと一歩引いて考える他の介護の候補者よりも、健常者と平等に接してくれるドリスのほうが接しやすかったからだろう。障碍者にとっては、過剰にやさしくされるより、ただ単に、肌の色であるとか、身長であるとかといったような一特徴であると捉え普通に接してもらうことの方が気楽だということを学べた。確かに、学校の講演会に以前お越しになった障碍者の方も同じことをおっしゃっていた。この映画が、実話に基づいているというのが一番の驚きだった。これからは、アクション映画ばかりでなくこのようなヒューマンドラマ?系の映画も見ていきたいと思えた。