銀次郎ブログ

都内の大学1年生です。拙い文章になりますが、本や映画の感想をメインに書いていきたいと思います。

【映画の感想】#2 マトリクス リローデッド

マトリックス」の続編であり、マトリックスシリーズの中間にあたる作品。起承転結で言うなら承転にあたる。承転にあたるということもあり、前作品の世界観を受け継ぎつつもかなり転の要素が多かった気がする。最初の記号が羅列してあるシーンでカタカナが流れていることに気が付いた。調べてみると、この映画の監督であるウォシャウスキー兄弟が日本のサブカルが好きで、ここのシーンの記号は寿司のレシピが書かれているというのだから驚きである。それはさておき、前回ではかなりの死線をのり超えてきて吊り橋効果があったのも分かるが、急激にトリニティとネオの仲が縮まりすぎているのにも驚いた。本作品では前回に増してアクションシーンがさらに増えたように思えた。そのアクションシーンというのも、銃撃戦が減って肉弾戦がメインになったようだ。また、前回に比べてかなり性的な描写が増えているように思えた。特に、地下でモーフィアスが演説をした後が特に激しかったように思える。これは、人間が死ぬ前に子孫を残そうとする本能としての描写でこれから大量に人が死んでしまうという暗示なのだろうかと感じた。スミスがネオに目的がなければ生きられないと語り掛けるが、確かにそうなのかもしれない。人間にとって本当の自由があったとしても、目的がなければ毎日を惰性に過ごすだけで、空虚な人生になることだろう。最後に出てきた人物は誰なのかも気になるところである。この様々に広げた話からどう最終章につながっていくのか楽しみだ。